取り組みの概要

近江八幡市は、ラムサール条約登録湿地である琵琶湖、西の湖をはじめとした豊かな水源や、重要文化的景観の全国第1号の選定を受けた「近江八幡の水郷」など、豊かな自然と共に歩んできました。
本市では、このかけがえのない自然環境や文化を次世代に受け継いでいけるよう、「自然環境共生社会」「循環型社会」の実現に向けた取組と関連させながら、気候変動対策を計画的に進めていくこととしています。

気候変動対策の短中長期の目標

・「低炭素まちづくり計画」を策定し、短期、中・長期のCO2排出量の削減目標を定めている。
・「地球温暖化対策実行計画」を策定し、市庁舎におけるCO2排出量の削減目標を掲げている。

再生可能エネルギー利用の推進

・学校や廃棄物処理施設などの公共施設整備において、太陽光発電設備の導入を進めている。

エネルギー効率の向上

・廃棄物処理における焼却により発生した余熱を温水プールに利用するなど、エネルギーの効率的な利用を進めている。
・市庁舎をはじめとする公共施設の省エネに取り組んでいる。

スコープ3を対象とした取り組み

・「グリーン購入運用マニュアル」を策定し、環境負荷が少ない製品の購入、購入量の適正化を促進していることに加え、リサイクルや分別廃棄を徹底している。

温室効果ガス削減に関するその他の取り組み

・CO2の排出量(推計値)を把握し、公表している。
・教育関連施設や公共施設においてゴーヤ等のつる系の植物による緑のカーテンの設置を推進しており、幼少期からの環境に対する意識の醸成を図っている。
・低排出ガス規制による工事車両・重機等を使用している。
・市民バスの運行により自家用車から公共交通へのシフトを促すことで、温室効果ガスの削減に取り組んでいる。
・紙資源の有効利用に取り組んでいる。

森林・土地利用・農業等の自然環境を対象とした取り組み

・ヨシ群落保全活動の推進に取り組んでいる。
・下水道事業を推進することにより、水辺環境の保全に取組んでいる。
・環境保全型農業の支援に取り組んでいる。
・学校内にビオトープを整備することで、校内の緑化を図ると共に、環境や生態系の保全の大切さを教育に取り入れている。

気候変動に関する情報開示の推進

・「環境報告書」を毎年度作成・公表しており、本市の環境保全に対する取組や、その実績について情報開示している。

市民の気候変動への理解・行動を促す取り組み

・「ごみ処理基本計画」を策定し、5R活動を推進している。
・植物観察や里山保全活動等の市民活動の支援を行っている。
・消費者教育の推進により、消費者としての環境への意識醸成に取り組んでいる。
・浄水場見学を行うことで「自然にやさしい水処理過程」を市民へ公開し、啓発を行っている。
・水を大切にすることの啓発活動を行っている。

適応対策およびレジリエンスの向上

・熱中症対策として、保健室から暑さ指数(WBGT)のめやすを各教室に向け発信している。各教室では、レベル別のシールでその時の警戒度を知らせ、児童に注意喚起を行っている。