取り組みの概要

エコワークスは、住まいづくりは、“暮らしづくり”であり、“生き方づくり”でもあるという考えのもと、『自然素材でつくる、自然エネルギーで快適に暮らす』をコンセプトに、人にも地球にもやさしい住まいづくりを目指すことで、家族が健康で心豊かに暮らせるLOHAS(ロハス)なライフスタイルの提案を行う地域工務店です。
私たちは、地球温暖化による気候変動を人類にとって非常に深刻な問題だと捉え、未来の子どもたちへ今の地球環境を残すべく、設立以来、人と地球にやさしい環境建築に取り組み続けています。
ZEH、LCCM住宅の建設・販売による省エネ住宅普及への貢献はもちろんのこと、企業活動における二酸化炭素排出量についても、「2030年CO2排出量実質ゼロカンパニー」という目標設定の下、最終的には、サプライチェーン全体での温室効果ガス排出削減を視野に入れ、脱炭素社会実現への貢献を目指しております。

気候変動対策の短中長期の目標

・「2030年CO2排出量実質ゼロカンパニー」と削減目標を掲げている。
・SBT認定取得済(スコープ1,2を2030年に2018年比50%削減、スコープ3排出量の把握と削減に取り組むことを約束)
・「Business Ambition for 1.5°C」キャンペーンに賛同している。

再生可能エネルギー利用の推進

・全ての事業所で使用する電力について、「2020年度再エネ100%」達成済み。
・「再エネ100宣言 RE Action」へスターターメンバーとして参加している。
・経済産業省 資源エネルギー庁「令和3年度 蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金(ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業)へコンソーシアムメンバーとして参画。

エネルギー効率の向上

・ZEHプランナー、ZEBプランナーとしてエネルギー効率の向上させる住宅・施設の提案、設計、施工やサポートを行う。
・本社のZEB改修により、建物自体のゼロエネルギー化を実現。建物の高断熱化、高効率機器の導入、大容量太陽光発電の搭載により、エネルギー効率の向上に取り組んでいる。

スコープ3を対象とした取り組み

・2018年「中小企業向けSBT・再エネ100%目標設定支援事業」(環境省)を通して、scope1,2,3の算出と、温室効果ガス排出量を把握。
・スコープ3カテゴリ11に概要するZEH、LCCM住宅の販売については、中長期目標を策定。ZEHについては、2017年度にZEH率104%を達成し、国の2030年目標を達成済み。LCCM住宅については、2025年平均LCCM達成率100%を目標として設定している。

※ZEH(ゼッチ)とは・・・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略。外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅
※LCCM住宅とは・・・ライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅。建設時、運用時、廃棄時において出来るだけ省CO2に取り組み、さらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、住宅建設時のCO2排出量も含めライフサイクルを通じてのCO2の収支をマイナスにする住宅

温室効果ガス削減に関するその他の取り組み

・うちエコ診断士(環境省・公的資格)が、光熱費やCO2排出量を診断。お客様へ、より省エネでロハスな暮らし方のアドバイスを行っており、その取り組みは公からも評価受ける。
・天然乾燥木材を使用。天然乾燥木材は、人工乾燥木材と比較し、戸建住宅1軒あたり、3~4トンのCO2削減に寄与できると試算されており、その使用は、CO2排出量削減につながる。

森林・土地利用・農業等の自然環境を対象とした取り組み

・2007年より、SGEC認証材を使用。持続可能な森林経営が行われていることを担保するSGEC認証(第三者認証)を受けた木材を使用することにより、住宅に品質保持を高めながら、優良な木材を育てる森づくり支援を通して循環型社会形成の一翼を担う。2030年には使用率50%を目指す。
・クリーンウッド法への事業者登録を行い、違法伐採の問題解決に向け、建築事業者として、合法木材の確認実施にコミット。
・福岡市博多湾ブルーカーボン・オフセット制度へ参画。地元、博多湾の持続的発展に向けた環境保全の仕組みを支援しつつ、自社のCO2排出量のオフセットに活用している。

気候変動に関する情報開示の推進

・SDGsへの取組みをウェブサイト(https://www.eco-works.jp/etc/sdgs/)にて発信している。
・ZEHビルダー評価制度にて、最高レベルの6つ星評価を取得(ZEHビルダー評価制度とは、2018年より開始された省エネルギー性能が高い家づくりに対しての実績を評価する制度)

市民の気候変動への理解・行動を促す取り組み

・家づくりを検討中のお客様に対して、再エネ推進(大容量太陽光発電搭載の推進)や、自家消費のコツ等、省エネ住宅推進のセミナーを毎月開催。開催回数は150回超、累計1,000名以上に参加いただいている。
・書籍「ゼロ炭素社会の住まいづくり」の発刊(2016年)

適応対策およびレジリエンスの向上

・極端気象が頻発する中、自然災害によって仮に住宅へのエネルギー供給が途絶えた状態においても、夏の熱波や冬の寒波にも耐え、自宅を避難所として、居住が継続できる高断熱住宅の建設を行う。

金融を通じた取り組み

・ESG投資として、地方銀行においてはSDGsに取り組む地場企業の支援のための商品開発が進んでいる。SDGs関連の融資(地方銀行)の積極的な活用を行い、ESG投資の流れを加速させる一助となることにコミットする。

排出実質ゼロへの取組み:Race to Zero Circle

【ネットゼロの目標年】
2030年
【中期目標】
スコープ1,2の温室効果ガス排出量を2025年までに2018年比で50%削減。スコープ3はカテゴリー11について算定、削減していく。

【最新のインベントリや目標】
2018年
スコープ1:151.0t
スコープ2:マーケット基準 80.8t

このような協働を求めています

地域工務店の立場として、住宅(家庭部門)のエネルギー消費量削減に向けて、普及啓発面からも役立ちたいと切に願っております。国や自治体におかれましては、住宅(家庭部門)の省エネ化施策の策定等によって、さらなる省エネ住宅の普及を推進いだければ幸甚です。