取り組みの概要

シュローダーは、150年前から日本の発展に尽くしてきた、英国を本拠とする独立系資産運用会社です。
「質の高いコーポレートガバナンス体制を確立し、環境や社会に対する企業責任に取り組んでいる企業は、長期的に企業価値の向上と持続的成長が期待できる」との理念から、グループCEOの強いコミットメントのもと、アルファ源泉の柱として、グループ全体でESG投資とその運用力の強化に取り組んでいます。投資家と資本市場の好循環に貢献するための活動にも取り組み、資産運用サービスを通じてよりよい未来への貢献を目指します。
また、国連グローバルコンパクトに参加し、人権、労働、環境、腐敗防止に関する10原則に沿った戦略と事業活動を行うほか、 2050 年温室効果ガスネットゼロをサポートするグローバル資産運用会社によるイニシアチブ 「Net Zero Asset Managers」発足メンバーとしても活動を行っています。

気候変動対策の短中長期の目標

シュローダーは、資産運用サービスを通じた貢献にとどまらず、自ら企業としてパリ協定に沿った事業運営を行うべく、以下を目標とし活動しています。
- 2025年までにグループ全体で再生可能電力100%を達成
- 2030年までに、英国オフィスで炭素排出量ネットゼロの建物のみを所有・使用
- 2025年までに英国オフィスでの温室効果ガス排出量を2018年比で10%削減
- 2022年までに英国オフィスのリサイクル率を80%に引き上げ

再生可能エネルギー利用の推進

RE100に参加し、2025年までにグループ全体で再生可能電力100%達成を目指す取り組みを行っています。

エネルギー効率の向上

日常の事業活動において、エネルギーだけでなく、廃棄物、水、オフィス消耗品、出張など、資源消費を削減する活動を行い、従業員一人当たりの温室効果ガス排出量を前年比で削減することを目指しています。

スコープ3を対象とした取り組み

2019年より、スコープ1、スコープ2、およびスコープ3の一部(出張や従業員の通勤)活動に伴う温室効果ガスの排出量を、認定カーボンオフセット制度を通じてカーボンクレジットを購入し、オフセットしています。

気候変動に関する情報開示の推進

情報開示と透明性が環境活動を推進するための重要な要素であると考え、以下に取り組んでいます。
– エネルギー、廃棄物、水など環境関連のデータをグローバルに追跡・管理しています。CDP、GRI基準、国連グローバル・コンパクト、国連持続可能な開発目標(SDGs)など国際的な取り組みへの報告要件を満たすものでもあります。
– CDPの署名機関であり、年次の気候変動に関するアンケートに回答してデータを提出しています。
– 気候関連財務開示に関するタスクフォース(TCFD)を支持し、TCFDに準拠した報告を年次報告書と決算書に記載しています。

市民の気候変動への理解・行動を促す取り組み

まず従業員が行動し、シュローダーの目標を達成することを目指しています。シュローダーは、イントラネットやウェブサイトを通じた最新情報の提供、学習プラットフォームを通じたトレーニングコースの提供、各国・グローバルに展開するキャンペーンへの参加機会提供などを通じて、啓発活動に努めています。
また、プラスチックごみによる海洋汚染の啓発活動など、社会への働きかけも行っています。

金融を通じた取り組み

シュローダーは、アクティブマネジャーとして、20年を超えるESG投資の経験のもと、革新的な独自ツールを活用してESG投資の強化を継続し、お客様のニーズにあった投資戦略をご提供しています。運用するすべての資産で運用プロセスにおいてESG要素を考慮します。そのため、お客様の大切な投資資金は、次世代のためのより良い未来と持続可能な地球環境の実現に貢献するものと考えていただくことができます。

このような協働を求めています

シュローダーは、資産運用サービスを通じてよりよい未来への貢献を目指しています。投資家と資本市場がつくる好循環に、企業や各種団体のみなさまにご参加いただきたいと考えています。