取り組みの概要

【会社概要】
代表取締役社長:本多 均(ほんだ ひとし)
全国47拠点 (2020年12月現在)
設立:1969年3月 資本金:5,000万円
事業内容:水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」レンタル、空気清浄機販売・レンタル

ウォータースタンド株式会社のコア事業は水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」のレンタル事業です。「ウォータースタンド」からマイボトルに給水すれば、ボトル入り飲料水を購入してプラスチックボトルを使い捨てする必要はありません。
当社は、使っては捨てるリニア型(一方通行)経済から、限りある資源を有効活用する循環型(サーキュラー)経済への移行に向け、「ウォータースタンド」の事業を通じて貢献してまいります。
当社はSDGs(Sustainable Development Goals:国連の持続可能な開発目標)達成にコミットし、社会における当社のミッションとして「日本国内で出荷される使い捨てプラスチックボトル約250億本※のうち30億本削減する」ことを目標としています。(※PETボトルリサイクル推進協議会調べによる2018年度の数値を参照)

気候変動対策の短中長期の目標

30億本の使い捨てプラスチックボトルを削減した場合、排出CO2量(推計値)=24万t-CO2が抑制できると推計されます。 これは、2013年度から2030年度の国内におけるCO2排出削減量の目標3億8百万t-CO2のうち0.078%に過ぎません。 しかし、私たちはマイボトルを持ち歩くという誰もができる一歩を踏み出すことに大きな意義を感じています。

気候変動に関する情報開示の推進

ウォータースタンド株式会社は、このたび、すべてのステークホルダーの皆さまに向けた報告書「ウォータースタンドレポート 2020」(日本語版のみ)を発行いたしております。(冊子送付をご希望の際はウォータースタンド株式会社ESG推進室(pr@waterstand.co.jp)まで、必要部数と送付先をご記載の上メールでお知らせ下さい。)
■ 今回のメインテーマは「ボトルフリーへの決意」
世界中が新型コロナウイルス感染拡大という危機に直面し、社会や経済に大きな変化がもたらされました。このような状況の下、ウォータースタンド株式会社は2030年までに日本の使い捨てプラスチックボトル30億本の削減を目指す「ミッションとビジョン」を策定しました。
今回のレポートは、「ミッションとビジョン」達成に向けて当社を取り巻くステークホルダーの皆様とどのようなビジョンを描くのか、未来にフォーカスして制作しています。
ウォータースタンド株式会社がめざす姿とその具体的な取り組みについて、当社経営層や行政の首長による対話などを交え、さまざまな角度からご説明しています。

市民の気候変動への理解・行動を促す取り組み

私たちは従業員全員に水筒を配布し、喉が渇いた時は「ウォータースタンド」から給水することを呼び掛け、本社の自動販売機を1台ずつ減らしていきました。プラスチックボトルのごみも急激に減りました。また、ステークホルダーの皆様にお声かけし、2020年6月期までに18.3万本の水筒をお配りし、使い捨てプラボトル削減を呼び掛けています。

適応対策およびレジリエンスの向上

厚生労働省のサイト「健康のため水を飲もう」推進運動によると、1日に推奨される水分摂取量は約2.5リットルであると言われています。熱中症などの健康被害を防止するため、当社は地方公共団体と連携し誰もが使用できる給水スタンドを設置し、マイボトルの携帯を呼び掛けています。 この取り組みにより、地方公共団体においては使い捨てプラボトル回収に要する行政コストを削減する効果も期待されます。

このような協働を求めています

私たちが目指すのは、マイボトルを携帯することでいつでも喉を潤せ、捨てられるプラスチックが減る気持ちよさを感じ、便利さを自分で選べる軽やかでサステナブル(持続可能)な社会です。
目標を達成するためには、もっと多くの方へ私たちが気づいたことをお伝えし、より良い社会を創る営みに参加して頂く必要があります。未来の世代から「あの時のおかげで今がある」そう言われることを皆様と共に目指すため、給水スタンドを設置しマイボトル携帯を呼び掛ける「ボトルフリープロジェクト」に多くの皆様が参加頂けましたら幸いです。