取り組みの概要

東亜建設工業は海上土木工事を中心とした建設業を本業としており、社是「高い技術をもって、社業の発展を図り、健全な経営により社会的責任を果たす」のもと、長期ビジョン〈TOA2030〉『社会を支え、人と世界をつなぎ、未来を創る』を策定し、ESG経営を推進しています。
地球温暖化防止対策(脱炭素・カーボンニュートラル)は取り組むべき喫緊の課題であり、なかでも建設業が果たすべき役割は非常に重要であると考えています。
当社では、2050年のカーボンニュートラル達成に向け、具体的な取り組みを進めるとともに、気候関連の情報開示を拡充し、企業価値の向上を図りながら、事業を通じて社会の持続可能な発展に貢献していきます。

気候変動対策の短中長期の目標

東亜建設工業では、以下のGHG削減目標を設定しています。
・2050年度までに実質排出ゼロ(Scope1+2)
・2030年度までに2020年度比で25%削減(Scope1+2)※
・2030年度までに2020年度比で25%削減(Scope3)※
 ※SBT目標(2022年9月にSBTイニシアチブより認定取得)

再生可能エネルギー利用の推進

東亜建設工業では再生可能エネルギー利用促進の取り組みとして、作業現場でのソーラーハウス・パネルの利用や再エネ電力への切り替えなどを積極的に行っています。
また、海洋土木で培った経験を生かし、洋上風力発電設備建設事業への積極的な参画を目指しています。

スコープ3を対象とした取り組み

東亜建設工業は2022年度にZEBプランナーに登録しました。ZEB化のための技術や設計知見を生かしてプランニングやコンサルティングを積極的に行うことで、ZEBの普及促進とスコープ3までを対象とした排出削減を目指しています。また、建設資材の調達に関しても、サプライチェーンとの対話を進めています。

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温室効果ガス削減に関するその他の取り組み

建設現場での取り組みとして、低炭素化に繋がる施工方法の検討を前提としつつ、建設機械(作業船を含む)の種類等に応じて、電動建機・ハイブリッド建機の使用、軽油代替燃料や燃焼促進剤の活用など、代替エネルギーへの転換を推進しています。

気候変動に関する情報開示の推進

東亜建設工業では気候変動問題を重要な経営課題の一つと捉え、2021年12月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の最終提言への支持を表明し、TCFDフレームワークに基づく情報開示を進めています。また、CDP「気候変動」の質問票に2022年度より回答しています。

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当社の気候変動に関する取り組みは、コーポレートレポートやウェブサイトで適宜開示していきます。
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