取り組みの概要

RWE Renewables Japanは、世界最大級の再生可能エネルギー会社であるRWE Renewablesの日本法人です。RWE Renewablesは4大陸の15か国以上で、再生可能エネルギーの普及拡大を推し進めています。2022年末までに再生可能エネルギーに50億ユーロの純投資を行い、再生可能エネルギーの純発電容量を13ギガワットに拡大することを目指しています。RWEの水力やバイオマスを含む再生可能エネルギー発電容量は約10GWとなっており、陸上及び洋上風力発電、太陽光発電や蓄電技術に投資、エネルギー転換の推進力として、浮体式洋上風力や水素の生成と利用・使用などの革新的なプロジェクトにも注力しています。RWEは2040年までにカーボンニュートラルを達成するという目標を掲げています。
”持続可能な世界のために“をスローガンに、洋上風力を牽引する思いを共有できる日本のパートナーの方々と協力しながら、日本において大規模な洋上風力プロジェクトを開発していくことを目指しています。

気候変動対策の短中長期の目標

RWEの2040年までにカーボンニュートラル達成という「科学的根拠に基づく目標」は、2019年の新生RWEのために計算されたGas Emission Inventory & Calculation Methodology 2019に基づいています。 この目標には、すべての温室効果ガスが含まれています。この排出量目標とその背景にあるロードマップは、2020年12月にWWF、国連グローバル・コンパクト、ワールド・リソース・インスティテュート、CDPのグローバル・イニシアチブであるScience Based Targets initiativeによってレビューされRWEの戦略がパリ気候協定の目標に沿ったものであることが科学的に確認されています。

再生可能エネルギー利用の推進

RWE Renewablesは世界屈指の再生可能エネルギー会社として、2040年までにカーボンニュートラルになることを目標としており、電力生産に伴うCO2の年間排出量を2030年までには、少なくとも75%削減する予定です。また、グリーン水素が再生可能エネルギーの一層の普及、ひいてはエネルギー転換の成功にとって極めて重要であると確信し、ドイツ国内外を問わず水素経済の構築に向けて積極的に取り組んでいます。日本においては、再生可能エネルギーの普及拡大、洋上風力発電の普及を目指し、欧州で蓄積した洋上ウィンドファームの開発、建設、運営・保守のノウハウをもとに、様々な政府関係者、企業、地域の方々と意見交換し、政策提言しています。

森林・土地利用・農業等の自然環境を対象とした取り組み

木材をエネルギーとして利用する際には、植物が成長過程で取り込んだ分のCO2しか発生しません。RWEの木質バイオマス発電所では、残材を利用して発電しています。森の中の木や、古い家具などの古材が適しており、森林資源の循環活用、山林の整備に貢献しています。

気候変動に関する情報開示の推進

CO2排出削減目標、効果、再生可能エネルギーの発電状況、環境保護や気候変更の緩和への取り組みなどをSustainability Reportやホームページに掲載しています。

市民の気候変動への理解・行動を促す取り組み

地域を主体として自然と共生する洋上ウィンドファームを開発、建設、運営を行う上で、地元の方々へ再生可能エネルギーがいかに環境保護、気候変動に有効かの説明につとめている。また地元の方々だけでなく、学校においての公演の機会なども積極的に取り組んでいます。

金融を通じた取り組み

金融機関に対し、洋上風力発電の開発、運営のやり方、その環境保全の効果、またESGの観点から当社に関しても詳細に説明し、投資機会を提供しています。