取り組みの概要

商船三井グループは、世界経済のインフラを支える総合輸送グループとして、人類全体の問題である海洋・地球環境の保全のために、企業活動全般において環境保全に配慮して行動します。
当社が取り組む重要課題として、「海洋環境汚染の防止」「気候変動の緩和策促進」「大気汚染の軽減」「環境規制への対応」「環境負荷低減輸送の実現」の5つを特定し、環境先進企業として対策に取り組んでいます。

気候変動対策の短中長期の目標

当社グループの環境経営方針として「商船三井グループ環境ビジョン2030」を策定し、当社グループが2030年にめざす姿を明確にしています。 その中で、2018年には当社運行船からの温室効果ガス排出削減目標を策定しました。
また、CO₂排出抑制事業など環境関連の取組を当社グループの次世代の柱となり得る新規事業と捉え、環境・エミッションフリー事業を推進しています。

再生可能エネルギー利用の推進

当社運行船や港湾に太陽光電池を設置し、発電量を環境データとして、当社ホームページにて開示しています。
また、風力発電関連事業への出資や、風力推進船の開発など、再生可能エネルギー分野に積極的に参画しています。
当社グループ内の利用推進だけでなく、社会全体への普及拡大に取り組んでいます。

エネルギー効率の向上

当社グループは運行船の燃料消費量削減に取り組んでおり、環境負荷の低いECO SAILING(エコセーリング)の徹底と、省エネ効果のあるプロペラ装着型効率改善装置などの技術開発を推進しています。
また、オフィスでの事務作業に伴う、使用電力の削減に全社的に取り組んでいます。

スコープ3を対象とした取り組み

当社グループ運行船の使用燃料の精製時のCO2排出や、購入した資本財及び船用品等が製造される時のCO2排出等を特定し、環境データとして当社ホームページにて開示しています。
また、総合海運企業グループとして、荷主様のスコープ3での温室効果ガス排出量削減に寄与すべく、当社運行船での排出量削減に取り組んでいます。

温室効果ガス削減に関するその他の取り組み

従来の船舶燃料油である重油よりも温室効果ガス排出量が少ない、代替燃料の使用を促進しています。
2019年2月にはLNG燃料船「いしん」を竣工し、その優れた環境性能が評価され、国土交通省が認証する「内航船省エネルギー格付け制度」にて最高ランクの星4つを獲得しました。
また、2019年8月には電気推進船の開発、および普及拡大を目指し他社と協同し新会社を設立しました。

気候変動に関する情報開示の推進

統合報告書であるMOLレポート2019と、ホームページ上での環境データを開示しています。
CDPの質問票には2009年より回答しており、2017年にはA⁻の評価を獲得し、2019年には、海運セクターレポートにて世界3位を獲得しました。
また、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)コンソーシアムに参画し、環境省の支援のもとTCFD提言に基づいたシナリオ分析を実施し、開示に取り組んでいます。

金融を通じた取り組み

調達資金の用途を限ったグリーンボンドサステナビリティボンドの発行を通じ、当社グループの環境改善とソーシャルプロジェクトの実現を推進しています。