取り組みの概要
当社は、「患者様とそのご家族の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献するヒューマン・ヘルスケア(hhc)」を企業理念としています。hhc 理念を根幹として事業を展開する中、地球環境の負荷低減(環境)、医薬品アクセスの向上(社会)、経営の公正性と透明性の確保(ガバナンス)等、ESGへの取り組みを強化しており、これらの取り組みは、国連が提唱しているSDGs(持続可能な開発目標)と一貫したものと位置付けています。
当社は、患者様だけでなく一般生活者の皆様を含めた「The People」に医薬品のみならずソリューションをお届けし、その憂慮を取り除くことをめざしています。The Peopleへの貢献を継続的に果たしていくためにも、事業活動の基盤である地球環境の持続性確保は最重要課題であり、特に人類共通の課題である気候変動問題の解決は国際社会の要請であると認識しています。再生可能エネルギーの活用や新規技術の積極的な導入によりカーボンニュートラル実現への取り組みを着実に進め、脱炭素社会の実現による気候変動問題の解決に積極的に取り組んでまいります。
気候変動対策の短中長期の目標
・SBT2℃目標達成に向けた着実なGHG排出削減
・2024年度までにSBT1.5℃目標への更新
・2030年度までに事業活動に使用する電力をすべて再生可能エネルギー
に切り替える(RE100の達成)
・新技術を積極的に導入し、化石燃料の使用量削減を推進する。
・2040年度までのカーボンニュートラル達成
再生可能エネルギー利用の推進
・再生可能エネルギーの利用推進にコミットする
・国内外のグループ全体で再生可能エネルギーの利用を促進
・再生可能エネルギー100%電力の積極的な活用
・PPA方式による再生可能エネルギー導入促進
・再生可能エネルギー供給設備の導入を推進
・2021年9月 RE100への参加
エネルギー効率の向上
エネルギー効率の向上は、GHG排出削減につながる重要な取り組みです。
オフィスにおける通年の節電や研究開発・生産現場における省エネはもとより、エネルギー効率の高い照明や空調、その他設備の導入を推進します。また、それら機器の運用法改善を通じてエネルギー生産性の高い職場環境の実現に取り組んでまいります。エネルギー効率の高い営業車両の積極的な導入やデジタル機器を活用した業務推進法も取り入れ、エネルギーの有効利用を図ってまいります。
スコープ3を対象とした取り組み
・スコープ3のカテゴリー別排出量を把握しています
・ビジネスパートナーの行動指針を通じてサプライヤーとの対話・協働に取り組
みます
・EcoVadisとの協働、あるいはPSCI(Pharmaceutical Supply Chain Initiative)への参加により、CSR調達に努めています。同ルートを活用し、サプライヤーによるGHG排出削減の取り組み強化を働きかけてまいります
・GHG排出削減につながる容器包装の開発に取り組みます
・GHG排出削減につながる輸送法の選択に取り組みます
温室効果ガス削減に関するその他の取り組み
フロン類は、強力な温室効果作用を有しています。フロン排出抑制法に基づき
定期的な点検による漏えい防止に努めています。
気候変動に関する情報開示の推進
・気候変動問題への取り組み状況を「環境報告」、「価値創造レポート(旧:統合報告)」などで積極的に開示しています
・CDP質問書等の社外調査への回答を通じ、会社情報の開示に努めています
・TCFD提言に賛同を表明、シナリオ分析の実施や内容について「価値創造レポート(旧:統合報告)」等で情報開示しています