取り組みの概要

エコ・プランは「豊かな環境を創造する」企業として、 業務用エアコンの工事、洗浄、修理や保守点検を始め、 冷凍冷蔵機器の更新、EMS(エネルギーマネジメントシステム)の設置、 LED照明の更新、省エネコンサルティングや補助金コンサルティング、 太陽光発電工事等をしています。今あるものを大切に長く使う社会、 そして最先端技術の導入により温室効果ガスを削減する社会、 さらに持続可能な脱炭素社会を目指し、日々取り組んでおります。

気候変動対策の短中長期の目標

地球の気温上昇を1.5度未満に抑えるためには早期に温室効果ガスの排出を0にする必要性があります。国や大企業の温室効果ガス排出を0にできたとしても、中小企業が何もしなければ、パリ協定の目標を達成することはできません。弊社は株式非公開で上場していない中小企業ですが、温室効果ガスの排出量把握と削減に向け、2019年中小企業版2℃目標(SBT)・再生可能エネルギー100%目標設定支援事業(環境省)に応募し、採択されました。今後SCOPE1,2,3の算出を行い、中長期目標を設定して参ります。

再生可能エネルギー利用の推進

2019年6月、12拠点ある事務所・サービス拠点のうち6か所の電力を再生可能エネルギー100%に切り替えました。

エネルギー効率の向上

ZEBプランナーエネマネ事業者CO₂削減ポテンシャル診断機関としてエネルギー効率の向上を日々提案し、工事を実施しています。
年間4万台を超える業務用エアコンの洗浄やメンテナンスを通し、使用エネルギーの効率化と業務用エアコンの長寿命化へ貢献しています。
また2018年度は1500件を超える業務用エアコン工事や300件近いEMSの導入等、エネルギーの効率化をお客様とともに進めています。
※汚れでエアコンの風量が10%落ちると、電気代は約20%増加すると言われています。(省エネ効果はあくまで試算上であり使用条件や汚れの条件で変化します)

スコープ3を対象とした取り組み

2019年中小企業向けSBT・再エネ100%目標設定支援事業(環境省)を通して、scope1,2,3の算出と、温室効果ガス排出量を把握し、削減目標を設定してまいります。

温室効果ガス削減に関するその他の取り組み

業務用エアコンの入替、設置、修理、点検の過程で取り扱うフロン類について、法律を順守できるよう、把握と体制の構築、管理をしてまいります。

気候変動に関する情報開示の推進

近い将来、情報開示にも取り組んでまいります。

市民の気候変動への理解・行動を促す取り組み

弊社の社員1人1人も市民ですが、気候変動への理解や行動は十分とは言えません。気候変動の対策について説明することや関わりを持つことが、効果的な意識改革や行動につながると考えています。その機会を作り、増やしてまいります。

具体例
①ホームページのエコトピックや営業用パンフレットに気候変動関連情報を組み込み、社内外への発信を通し、社員やお客様、取引先様や協力業者様への関心を高め、理解と行動につなげる。
②SCOPE算出の際、周りの社員に協力してもらうことで、関わる機会を作る。他

適応対策およびレジリエンスの向上

①夏場、気温が高まる中、エアコンが効かない状況が発生すると、高齢者や子供にとって命に関わる問題になりつつあります。エアコンの設置、維持管理等弊社のビジネスそのものが気候変動に対する適応策になっていくと考えます。
②夏場の業務用エアコン設置やメンテナンス等の作業における熱中症のリスクは、最高気温更新とともに毎年高まっています。
猛暑の中の野外作業や、空調を止めた高湿度の作業環境等の現状を把握するため、作業員の一部に熱中症計を携帯してもらい、測定、記録をしています。それらを気温、湿度の変化に伴う作業員の安全な作業環境のガイドラインの材料にし、将来の熱中症搬送者の予防に役立てます。
③熱中症に対する取り組みをひと涼みアワードやホームページのエコトピックで紹介しています。社内外の熱中症に対する適応対策として参考になると考えます。