取り組みの概要

ブラザーグループは、あらゆる場面でお客様を第一に考え、モノ創りを通して優れた価値を創造し、迅速に提供することを使命としています。この使命を果たしていくためには、ブラザーグループ環境方針の基本理念である「持続的発展が可能な社会の構築に向け、企業活動のあらゆる面で地球環境への配慮に前向きで継続的な取り組みを行っていく」ことが、不可欠です。ブラザーグループは環境・社会・経済のシステムが統合的に変化し社会環境も⼤きく変化する中、気候変動対応などの社会課題の解決に貢献し、持続的発展が可能な社会を構築するため、2018年3⽉に「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」を策定しました。この環境ビジョンに基づき、「CO2排出削減」「資源循環」「⽣物多様性保全」に関する活動を⼀層強化していきます。

気候変動対策の短中長期の目標

ブラザーグループは2050年を見据えた環境の長期ビジョンである「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」の中でCO2排出削減を重要項目の一つに掲げています。中期目標として、CO2排出量を2030年度までに2015年度比で30%削減することを掲げており、この目標が2018年7月にSBTとして認定を受けました。

エネルギー効率の向上

ブラザーグループでは、グループ全体および工場ごとにCO2削減目標を掲げ、機器の運用改善、最新の省エネ設備導入、空調の最適利用、照明のLED化などを推進しています。 また、水素を燃料とする燃料電池市場に参入しています。

スコープ3を対象とした取り組み

ブラザーグループでは、スコープ3に関わるGHG排出量を毎年算定し、公開しています。そのうち、全体の約90%のCO2排出量を占めるカテゴリ1、11、12の総量に関して、2030年度までに2015年度比で30%削減することを目標に掲げております(SBTとして認定取得)。その目標達成に向けて、当社主要製品の省資源・省エネ・低炭素な素材への転換などCO2排出削減を配慮した開発に取り組んでいます。

気候変動に関する情報開示の推進

ブラザーグループは2011年から継続してCDP気候変動の質問票に回答してています。また、2020年2月にTCFDの提言に賛同しました。今後、気候変動に関する情報について当社ホームページ(環境の取り組み)などで開示を拡充していきます。