気候変動対策の短中長期の目標

当社は、自社の事業活動での温室効果ガス排出量(スコープ1&2)を2030年までに実質ゼロにするという「2030カーボンニュートラル宣言」に加え、取引先などで排出される温室効果ガス排出量(スコープ3)も含めたサプライチェーン排出量を、2050年までに実質ゼロにする「ネットゼロ」の実現に取り組んでいます。
気候変動

再生可能エネルギー利用の推進

当社は、2030年までに拠点の電力を100%再生可能エネルギー化することを目指しており、2023年9月現在、当社拠点の電力消費量のうち9割以上が再生可能エネルギーとなっています。

エネルギー効率の向上

・当社のサーバー等を保管しているデータセンターは、100%再生可能エネルギー電力を使用しています。また、クラウドデータセンターを利用し省エネ化への取り組みも推進しています。
・物流拠点「ZOZOBASE」では、全ての拠点において使用される電力を100%再生可能エネルギー電力にするほか、全ての照明機材にLED照明を使用し、省エネルギー化、CO2削減に取り組んでいます。また、庫内の温度制御が自動で最適化される「EMS-AI」を導入し、省エネルギー化、CO2削減に取り組んでいます。

スコープ3を対象とした取り組み

・ECでの購入時のサイズへの不安を解決すべく足の3D計測用マット「ZOZOMAT」、フェイスカラー計測ツール「ZOZOGLASS」などの計測ツールを提供しています。これにより購入後のサイズ不一致による返品を抑制、返品配送において発生するCO2を削減し環境負荷の低減しています。
・当社の研究開発組織であるZOZO研究所がサステナブルな物流を目指し、拠点間輸送を最小化する適正在庫配置研究をおこない、拠点間輸送に伴うCO2の削減へ取り組んでいます。
・幹線輸送導入によるCO2削減に取り組んでいます。
・発送前の注文が複数ある場合、おまとめ可能な注文は自動的にまとめて配送される「注文のおまとめ」機能を導入」

温室効果ガス削減に関するその他の取り組み

・ブランド古着のファッションゾーン「ZOZOUSED」では、お客様が使わなくなったファッションアイテムの買取・販売をおこない、廃棄物削減に取り組んでいます。
・梱包資材は商品のサイズに対して適正サイズの資材を梱包担当者に知らせるシステムを導入するなど、配送用資材の廃棄量の削減に取り組んでおります。
・ZOZOTOWNで注文頂いた際にお客様へお渡しする納品書兼領収書を全て電子化しています。

気候変動に関する情報開示の推進

ZOZOグループは、2022年2月にTCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)への賛同を表明し、TCFDの提言に基づいた気候関連のリスクと機会に関する「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」の開示をおこなっております。