気候変動イニシアティブ(JCI)は、10月6日(金)開催予定の気候変動アクション日本サミット(JCAS)2023に先立ち、気候変動に関する国内外の動向を解説・議論するシリーズウェビナーを開催しています。
第3回は、UNFCCC(国連気候変動枠組条約事務局)が進める国際キャンペーン「Race To Zero」と連携し、アドボカシー活動や政策をネットゼロに整合させるために非政府アクターに求められる行動とは何かを考えました。
また同年6月には、Race To Zeroの参加要件に「Persuade(説得)」が新たに加わりました。これにより、Race To Zero の参加メンバーは、自身が所属する業界団体や政府などに対し、1.5℃目標の実現と整合する行動や政策を積極的に呼びかけることが求められるようになりました。今年6月には、それを解説するハンドブックが発表されました。また、JCIではその日本語仮訳を作成し公開しました。
Race To Zero のポリシー&エンゲージメント・リーダーとして、Race To Zero の多くのパートナー団体等とのエンゲージメントや、このキャンペーンが自主的な行動からネットゼロ政策や規制への移行をどのようにサポートできるかの活動をリードしている。
法律と政治をバックグラウンドとし、ニュージーランドのアオテアロアで裁判官、国会議員、大臣のもとで働いた経験を持つ。またNGOセクターでは、気候変動に関する慈善活動を強化し、食料安全保障の改善や食料廃棄に取り組むための連合を立ち上げた。
2022年に渡英し、オックスフォード大学ブラヴァトニク行政大学院で公共政策修士課程を修了。気候問題を共同的に解決しようとする様々な取り組みに力を注いでいる。
長嶋 モニカ InfluenceMap 日本カントリーマネージャー
独立系気候シンクタンク InfluenceMap 東京オフィスより日本に関する調査、及びステークホルダーエンゲージメント担当。2020年7月より現職。前職は(一財)日本エネルギー経済研究所にてLNGや水素政策に関する研究員。慶応義塾大学環境情報学部卒、パリ政治学院環境エネルギー政策修士卒、北京大学国際関係学修士卒。(一般)スタンド・ウィズ・ウクライナ・ジャパン(Stand With Ukraine Japan)共同設立者・代表理事。