気候変動イニシアティブ(JCI)では、パリ協定に参加する各国が国連に提出する国別削減目標(NDC: Nationally Determined Contributions)をテーマに、下記のとおりウェビナーを開催しました。

現在、政府では、本年6月に開催されるG7サミットを目途に、現在の日本のNDC、すなわち2030年における温室効果ガス排出削減目標である26%(2013年比)の見直しを進めています。日本が掲げる2050年排出実質ゼロの達成において、その途中にある2030年の排出削減目標が持つ役割はとても重要です。また、この排出削減目標は、同じく政府が検討を進めている2030年エネルギーミックスとも強くつながっています。

これを受けJCIは、日本の2030年の削減目標(NDC)を45%以上に、再生可能エネルギー電力目標を40~50%に引き上げることを求めるメッセ―ジへの賛同を、非政府アクターの皆様に広く呼びかけているところです。

本ウェビナーでは、パリ協定が定めるNDCをなぜ日本が45%以上にする必要があるのか、またそれは可能なのかについて、それらを取り巻く世界の現状などとともにお伝えしました。

 

【賛同募集中のJCIメッセージに関する詳細はこちら】 たくさんのご賛同をお待ちしています!
メッセージ賛同募集中!パリ協定を実現する2030年目標を求めるJCIメッセージ

 

登壇者発表資料は、下記プログラム内のリンクからご覧いただけます。

 

■JCIウェビナー「NDC:2050年ゼロを実現する2030年の排出削減目標とは」

◇日時:2021年3月31日(水)AM10:00~AM11:30

◇開催方法:Zoomウェビナー 事前登録制

◇参加費:無料

◇プログラム:
司会:WWFジャパン 気候・エネルギーグループ 田中 健

1. 開会のあいさつ 資料DL
CDP Worldwide-Japan ディレクター 森澤 充世

2. 報告
(1) なぜ45%以上の削減が必要なのか 資料DL
WWFジャパン 専門ディレクター(環境・エネルギー) 小西 雅子

(2) 日本で45%以上の削減は可能なのか 資料DL
自然エネルギー財団 常務理事 大野 輝之

(3) 2030年への削減対策強化をめざす世界の企業と自治体 資料DL
自然エネルギー財団 上級研究員 大久保 ゆり

3. 質疑応答

4. JCIメッセージ賛同の呼びかけ
気候変動イニシアティブ 代表 末吉 竹二郎