UNFCCC(国連気候変動枠組み条約事務局)が今年6月に発表した国際キャンペーン「Race to Zero(ゼロへのレース)」は、世界中の企業や自治体、投資家、大学などの非政府アクターに、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すことを約束し、その達成に向けた行動をすぐに起こすことを呼びかけています。
Race to Zeroキャンペーンには、2020年12月12日時点で、キャンペーン公式パートナーを通じて、世界454都市、23地域、 1,397企業、 74大投資家、569大学が参加しており、世界経済の12%以上を占めています。
この度、気候変動イニシアティブ(JCI)が新たに立ち上げる「JCI Race to Zero Circle」が、Race to Zero事務局より公式パートナーとして承認されました。「JCI Race to Zero Circle」は、Race to Zeroキャンペーンに参加するJCIメンバーのためのサークルです。今後JCIは、JCIメンバーの2050年までの排出実質ゼロに向けた取組を加速するため、メンバーにRace to Zeroキャンペーン参加を呼びかけ、世界の脱炭素化に日本から貢献していきます。
JCI Race to Zero Circleの詳細は、準備が整い次第、本ウェブサイトにて改めてお知らせします。
Race to Zeroを主導するCOP26ハイレベル気候チャンピオン ナイジェル・トッピング氏とCOP25ハイレベル気候チャンピオン ゴンザロ・ムニョス氏は次のように述べています。
ナイジェル・トッピング氏
「私たちは、JCI Race to Zero CircleをRace to Zeroのパートナーとして、また非政府アクターの気候行動の重要な動員者として迎えることをとても喜ばしく思います。COP26に向けて機運を作るにあたって、私たちは、世界中のパートナーと協働し、野心的な気候行動を促進できることを楽しみにしています。」
ゴンザロ・ムニョス氏
「気候変動にうまく立ち向かうためには、私たち皆が徹底的な連携のもとで集うことが必要です。私たちは、JCI Race to Zero CircleをRace to Zeroのパートナーとして迎え、健康かつ強靭なゼロカーボン経済を共に築くことを楽しみにしています。」
Race to Zeroキャンペーンウェブページ(UNFCCCウェブサイト内)
JCI Race to Zero Circle参加に関する資料は下記ページをご覧ください
Race to Zero Circle~いち早く排出実質ゼロの実現へ~(JCIウェブサイト内ページ)