取り組みの概要

H.U.グループは2020年9月18日に新中期経営計画「H.U. 2025」を公表し、新たなステージを歩んでいます。2019年度に「サステナビリティの考え方」を一新するとともに、環境・社会領域における延べ10の関連方針を整備しました。そして、2020年10月には2020年度から2022年度までのサステナビリティ活動に関わるKPIおよび3カ年目標を「サステナビリティ・ロードマップ」として定め、公表しました。
さらに、H.U.グループは、パリ協定などの世界が推進する2℃シナリオおよび大阪ブルー・オーシャン・ビジョンを踏まえ、2030年に向け、CO2排出量の削減およびプラスチックのリサイクル率に関する長期目標を策定しました。

気候変動対策の短中長期の目標

・短中長期の削減目標を有しており、経年的に削減対応を行っています。

再生可能エネルギー利用の推進

・2019年に臨床検査薬事業の重要拠点である八王子事業所において、グリーン電力を調達しました。
・小売電力事業者より非化石電源で発電された電気を調達することによりCO2排出量削減を推進しています。今後は非化石電源比率向上を図ります。

エネルギー効率の向上

・ラボラトリーなどの重要拠点などを含めた全国の拠点において、照明のLED化など高効率な設備を導入しています。

スコープ3を対象とした取り組み

・スコープ3の各カテゴリーにおける排出量を把握しています。

温室効果ガス削減に関するその他の取り組み

・2017年度よりCO2排出量の削減に向けて以下の高効率な設備への投資や省エネルギー対策を継続的に推進してきました。
・2019年度よりグループシナジーの強化および構造改革の一環として、事業会社の機能統合を実施しました。合わせて、グループ全体の事業所の統廃合を進め経営効率化を図っています。
・業種に関わらず同様の顧客(医療機関)を有する企業や同一地域での集配業務を行う企業との協働により、商材の効率的な提供および臨床検査における検体集荷をワンストップで行い、競争力のある物流をはじめとした業務プラットフォームの構築を目指しています。

気候変動に関する情報開示の推進

・公式ウェブサイトのESGデータや統合報告書などで気候変動対策や過去の実績について情報開示しています。
・CDPの質問票に2019年に初めて回答し、評価向上を図っています。2020年度には、SERにおいてA-の評価を獲得しました。

適応対策およびレジリエンスの向上

・物理的リスクである自然災害などが経営資源に損害を与え、業務の停止・機能低下をもたらす事象を想定し、検査の受託を止めないとの社会的使命を踏まえ、業務継続態勢を構築しています。

金融を通じた取り組み

・MSCI ESG セレクとリーダーズの構成銘柄に選定されるとともに、ESG RatingsにてAA評価を獲得しています。
・SOMPOサステナビリティ・インデックス)の構成銘柄に選定されています。

排出実質ゼロへの取組み:Race to Zero Circle

【参加している他のRace To Zeroパートナー】
Science Based Targets initiative (SBTi)

【最新のインベントリ】
統合報告書
ESGパフォーマンスデータ